地形を読むTERRAIN NOTESデータについて ↗

A FIELD GUIDE TO THE SHAPE OF THE LAND

地形を
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山の連なり。平野のひろがり。
街の足元にある、もうひとつの風景。

日本列島から、東京へ

VOL. 01   JAPAN / TOKYO / ITALIA

日本の地形図
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01 / 日本列島高さ×35 · Nが北

01 — THE ARCHIPELAGO

平らな場所は、
当たり前ではない。

列島を見渡すと、平野より先に山が目に入る。関東、濃尾、大阪の平野は、その山々のあいだに開いた場所だ。いつもの地図から道路と地名を外すと、日本の見え方が変わる。

01 / 山を見る

日本の約7割は、
山地・丘陵地。

平野を基準に考えると、山が「街の外」に見える。けれど列島全体では、山地のほうが広い。中央部の険しい山々と、その縁にある平野を見比べたい。

出典:国土交通白書2020 ↗
02 / 平野を見る

関東の広さが、
ひときわ目立つ。

関東平野は、国土地理院が「曲降盆地」の例に挙げる場所。長い時間をかけた地盤の動きと堆積が、その平らな景観の背景にある。単に「山がない」のではない。

出典:国土地理院・日本の典型地形 ↗
03 / 水の道を見る

山から海までが、
驚くほど近い。

日本の川は、世界の主要河川と比べて短く急勾配。立体図では、山から海への距離の短さがよくわかる。海沿いの平野は、山から流れてくる水の出口でもある。

出典:国土交通白書2020 ↗
CHANGE THE SCALE

列島のかたちから、
いつもの街の足元へ。

02 — TOKYO & ITS SURROUNDINGS

東京は、
一枚の平らな土地ではない。

西の山地、中央の台地、東の低地。
大きな地形と、街に残る小さな段差を見比べる。

240m格子 · 東京広域(属性は多摩東部〜都心付近) クリックで属性を読む

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川・水路(模式表示)
地形や青い川の線をクリックすると、標高・名称・元データを表示します。タッチ操作やキーボードでは、上の名前ボタンからも選べます。
東京と周辺地域|国土地理院 DEM10Bを加工 · 操作用240m格子 · 高さは調整可能
低い高い0 / 10 / 30 / 60 / 120 / 300 / 700 / 2,000mで配色
A / WEST TO EAST

西から東へ、
土地の性格が変わる。

東京の地形は、西から山地、丘陵、武蔵野台地、低地へと移り変わる。「都心から遠い・近い」だけでは見えてこない、大地の並びがある。

東京都環境局・東京の地形と地層 ↗
B / YAMANOTE & SHITAMACHI

山の手と下町は、
地形の名前でもある。

新宿付近は台地、浅草のあたりは低地。武蔵野台地は東へ向かって低くなり、端には崖がある。街の印象の違いの下に、標高の違いが重なっている。

国土地理院・東京都区部の標高地形図 ↗
C / THE RIVER'S MEMORY

台地は、
かつての川の記憶。

武蔵野台地の形成には、かつての多摩川が関わっている。川が運んだ土砂と、その後の侵食が、台地と段差をつくった。いまの川筋だけを追っても、川の仕事は見えきらない。

国土地理院・土地条件調査報告 ↗

東京を、西から東へ切ってみる。

北緯35.70°の標高断面
DEMから計算した東京の東西断面0m50m100m150m西 139.35°E東 139.95°E

54kmの東西断面。線の途切れは水域・欠測域。縦横の縮尺は異なります。低地だけでなく、台地に刻まれた谷も読み取れます。

歩くときの視点

坂をひとつ上ったら、「台地に上がったのかもしれない」と考えてみる。川沿いに下りたら、その谷がどこから続いているかを地図で追ってみる。都市の地形は、足でも読める。

イタリアの地形図
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操作用900m格子 · 高さ×32 · Nが北

03 — A DIFFERENT PENINSULA

イタリアを見て、
日本をもう一度見る。

半島の背骨のようなアペニン山脈。その北に、大きく開けたポー平原。最初に作ったイタリアの地形図にも、山と平野の鮮やかな対比がある。

地形図からの読み取りとして、日本にもイタリアにも、山の連なりが土地のつながり方を左右する様子が見える。ただし、都市の成立を地形だけで説明することはできない。歴史、交通、政治と重ねて初めて、地理の物語になる。

地形図を大きく見る

BEHIND THE MAPS

この風景は、
数値からできている。

写真でも、生成AIのイラストでもありません。各地点の標高を立体にし、光を当てています。

  1. 01 標高を集める東京は国土地理院 DEM10B。日本とイタリアはMapzen Terrain Tiles。
  2. 02 地形を組み立てる距離を扱える座標に変換し、格子状の標高を3Dメッシュにする。
  3. 03 光で凹凸を読む標高ごとに色を付け、Blenderで陰影を計算する。
解像度・高さの強調・省略について

ブラウザで回せる3Dは、日本1km・東京広域240m・国分寺周辺20m・イタリア900mの格子を使っています。海岸や細い水域をまたぐ面は省略しています。元の静止画・断面の解像度は以下の通りです。日本:1km格子・高さ35倍。東京周辺:80m格子・高さ15倍。イタリア:300m格子・高さ32倍。格子間隔は出力モデルの間隔であり、標高の精度を保証する値ではありません。日本図は東経122.8〜146.1度・北緯24〜45.7度の範囲で、範囲外の離島や格子より小さな島は省略されます。東京図は東京都の行政界ではなく周辺を含む範囲です。

立体図の傾斜は誇張されています。「標高の色」は植生・雪・地質を表しません。東京の「森・土地利用の色」はOpenStreetMapの属性を使う別の表示です。東京の低地図では海面以下の値も保存しています。水域・欠測域は地形を作らず、省略します。この図は地形を読むためのもので、浸水想定図ではありません。

データの出典と再現方法

国土地理院・地理院タイルを加工して東京の地形図を作成。PNGのRGB値を標高に復号し、投影座標上で補間しています。

Mapzen Terrain Tiles / AWS、国境はNatural Earth。日本とイタリアは国境で切り抜いています。データ取得日:2026年9月5日。

Global SRTM / GMTED2010 terrain data courtesy of the U.S. Geological Survey. ETOPO1: U.S. NOAA. Europe terrain produced using Copernicus data and information funded by the European Union — EU-DEM layers. 原資料の詳細はTerrain Tilesの帰属表示をご覧ください。

生成コードとデータ仕様をダウンロード ↓